Life is 迎撃

ポエムブログです。

自分のことを「専門家」だと思うと多少はやる気が出て来る

自分に自信がないタイプだと、何をするにもブレーキがかかりませんか?

「自分がこんなことをしても怒らせるだけだ」

みたいなもの。しかも仕事としてやっているのに、必ずブレーキがかかる。

まあ私のことなんですが。

で、いつも朝起きると、「私がこの世界で起床する意味はない」「一生寝ていたい」と思ってしまうんですが、最近、割と早めに起きられるほう方法がわかりました。

「自分は専門家だし、やってあげないとな」

という言葉を自分に言い聞かせます。

 

「劣っているから相手を不快にさせる」という思い

元気がなくなる主要因として、「下手に行動するから相手を不快にさせる」「可能な限り成功する成功するようにやらないと」という思い込みがあるんですよね。

例えば、服屋に行ったとして、店員から話しかけられて何も買わないと、「買わないくせに来やがって」と思われているんじゃないかと、罪悪感を覚えます。このときの、最も良いストーリーは、せっかく接客してもらったのだからたくさん買うことです。ただ、実際にたくさん買うことはなかなかできないので、常に罪悪感を覚えます。たくさん買うどころか、たいていの場合は何も買うことはないわけです。それはもう申し訳ない気持ちになりますよね。特に自分は、ブラック企業で一時期営業をしていただけに、買ってもらえないお客さんがいると上司にこっぴどく叱られた記憶がフラッシュバックされ、俺が何も買わなかったせいで上司にひどく怒られているんじゃと思ってしまいます。

どんな行動であっても、似たような感情がつきまとうわけです。知らない居酒屋に入れば、そのお店のルールが分からないために店員をイライラさせているんじゃないかと不安になります。何かのサービスにお問い合わせの電話をすれば、そのせいで貴重な時間を無駄にしてるんじゃないかと、実はどこかに書いてあったんじゃないかと不安になります。仕事の上でも、お客さんや関係者にメールするときには、相手に大きなマイナスになるんじゃないかと非常に不安になります。

 

「上から目線」になるとメンタルが丈夫になる

ここで少し「上から目線」を導入して見ます。つまり、服屋の例でいえば、「買わないお客さんは一定の確率でいるので、しょうがないことだ」「本当に欲しければ無理してでも買うので、買わせられなかったスキル不足だ」となります。知らない居酒屋でルールを分からなくても、一見さんにわかるようになってないのが悪いですし、仕事でお客さんとやりとりをするのは仕事であり時間も限られているのだから仕方のないことです。

それは「客観視」と表現しても良いものですが、自分に自信がない人は、きっと「客観視」だと捉えられません。だから、「上から目線」と表現しました。

この「上から目線」の考え方を常駐させることができれば、もう少し世界は生きやすくなるはずです。

 

「上から目線」を導入するには「専門家の自覚」が有用

ところで、「他者に貢献した」という意識は、幸福感を非常に高めてくれるそうです。これは複数の実験で明らかで、募金や寄付をするとそれだけで幸福になれるそうです。

で、上から目線とは、おそらくその他者貢献に近いんですよね。

例えばネットではよくクレーマーが話題になります。「ほかの人のために言ってあげるけど、ここがダメ!」という論調で、しかしその内容が客観的には極端だったり独りよがりだったりするとクレーマー認定されてしまいます。あれは他者貢献によって気持ちよくなっているんですね。自分が気に食わなかった部分を、ほかの人のために言ってあげなくちゃと強い使命感によってクレームを入れているわけです。おそらくは、この他者貢献の意識、あるいは使命感というべきものを持てば、通常は積極的に行動できるようになるわけです。

上から目線で、他者貢献して、使命感がある。そんな存在はなんでしょうか。それは「専門家」です。

私は、専門家なので、それをやってあげることは相手が助かることなのです。専門家なので、気づいたことは間違っていてもやってあげたほうがいいです。なぜなら素人がやるのは大変だからです。

 

「専門家だからやってあげないとな」と唱える

自分が専門家だとすれば、相手にやってあげることは良いことです。自分の方が知識やスキルがあるので、やってあげることは良いことなのです。

例えば、事務員は事務作業のスペシャリストなので、力仕事がメイン業務の人よりも、うまく事務作業ができるはずです。もちろん、自分よりも圧倒的に仕事ができる門外漢の人はたくさんいるでしょう。しかし、それでもあなたは専門家なのです。全員があなたよりできるわけではないし、あるいは小学生よりは仕事ができるでしょう。もっと言えば、日本語の読めない人は事務作業ができません。つまり、専門家のあなたがやってあげた方がいいのです。

自分よりできる人を数えていると、罪悪感によって何もできません。ここは姑息ですが、自分よりできない人のことを考えましょう。あなたより知識やスキルが少ない人なんてごまんといるはずです。専門家だから、今できることをやった方がいいのです。

この意識を育てるために、日頃、「専門家だからやってあげないとな」と唱えているといいと思います。もちろん、あんまり専門家って他人に言うと逆に専門家っぽくなくなってしまうので、言ってもいいですが、言う人やタイミングは選びましょう。

 

やる気は使命感と他者貢献性

おそらく、やる気に重要な要素は、使命感と他者貢献性じゃないかと思っています。

使命感と他者貢献生があるから、行動力が増えるのです。すごいクレーマーだっていたでしょう。あれはきっとすごい使命感があるのです。偉大な起業家は一般に「世界に〇〇が足りないから俺が作ってあげなくちゃ」と使命感があるようですよ。

そんな使命感と他者貢献性を強めるのは、きっと専門家という意識だと思うのです。専門家って、ともすれば上から目線のようにも見えますが、相手より知っていることが多い以上、ある程度は仕方のないことなのかもしれません。

ここまで書いて気づきました。

きっと、自発的に行動するという全てのことがある程度の上から目線を含むんでしょうね。

 

twitter : @chisa